「うつくしいひと」★★★★☆
橋本愛主演作
(あらすじ)透子(橋本愛)は、繁華街の片隅にある小さな本屋でアルバイトをしている。
ある時、黒いロングコートを纏った中年の紳士が本屋に入ってくる。彼はおもむろに、「お薦めの本はないかな?」と透子に尋ねる。
悩む透子の横顔を見つめていた男はさらに年齢を尋ねる。21歳だと答える透子に、男はホイットマンの詩を残す。「若い女は美しい。でも、老いた女はもっと美しい」心配になった透子は帰りに華道の師範である母・鈴子(石田えり)のもとへ立ち寄る。鈴子を見つめている怪しげな中年男に気づいて後を追うが、見失ってしまう。夜、母と二人でいると死んだ透子の父の話になり、
二人は父が鈴子を主演に撮った未完の8ミリ映画を観る。そのフィルムの中で楽しそうに笑っている高校時代の鈴子と父、そしてそこにはもう一人、少年が映っている。三人はいつも一緒で仲が良かったと懐かしむ鈴子。
翌日、透子が『玉屋末吉探偵事務所』に入っていく。
透子は玉屋(高良健吾)に母を一緒に護衛してほしいと依頼。ある時、携帯電話に
「お母さんばつけてた男が目の前におっとたい!」
と情報が入る。
二人は玉屋の車に乗ってその現場に向かうのだが……。
(感想)熊本出身の行貞監督はじめ、役者が集まり作成された映画のため、熊本の景色が綺麗に描かれてます。父の親友役を姜さんが演じられていてビックリ!けして上手ではありませんが、なかなか良かったです。母と父の学生時代の描写と現在をオーバーラップさせていますが、そこまで過去の映像は必要なかったのにと思いました。そこを除けばよい映画だと思います。
https://movies.yahoo.co.jp/movie/356891
2016年公開
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